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ボツワナのウエディングは費用が高い

ボツワナは、女性のおよそ8割がシングルマザーという非常に珍しい国です。ボツワナのウエディングは2種類あります。自宅で行うウエディングとホテルで行うものです。自宅では簡易的な儀式を行います。

形式を重視するならばホテルを選びます。ホテルで行う場合、招待客はあまり多くありません。親族や親しい友人だけを呼んでしめやかに進みます。一方自宅には知り合い以外にも初めて会う人も参加します。

ボツワナのウエディングは、ダンスを踊ることで新郎新婦の門出を祝います。日本のような余興はなく、ひたすら陽気に踊ることに専念します。ボツワナで結婚するためには、日本の結納にあたる儀式が必要です。日本に昔からあった結納は最近では行われなくなり、結納まで行う正式なウエディングは珍しくなりました。

ボツワナでは、現在も金銭ではなく物資を結納します。牛を8頭かそれと同等の金銭や品物を贈るのがしきたりです。牛8頭とウエディングの費用は全て新郎が負担します。ボツワナの結婚は、その人の一生を左右する一大イベントとされます。

牛1頭を所有するのに、日本円でも数百万円で取引されます。さらにボツワナでは牛が非常に価値の高いものと考えるので、8頭用意することは決して容易ではありません。男性は結婚の費用が高額だと知っているので、挙式しない傾向があります。ボツワナのシングルマザーの割合が大きいのは、この結納に伴う経済的負担にあると考えられます。

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